ショップにおける攻防戦

ショップ店員に話しかけられることが、最近妙に苦手。I LOVE U.H時代、 またの名を裏原厨時代には、「オシャレスタッフさま、ぜひとも私に話しかけて下さい」的オーラ出しまくりであったのだが。今思い起こせば、ショップ店員が使う常套句にまんまと騙さてた。
店員さんが使うセールストークの基本はおそらく3つ。
まず使われるのが「ラポールのスキル」いわゆる「つかみ」。「そのデニム、かわいいですね〜〜。すごい似合ってる〜〜。どこで買ったんですかぁ??」のようなもの。もちろん私は上機嫌、大枚はたいて買ったんだもの、と。褒めるのが、スタイル全体ではなくワンアイテムというのがポイント。後のち、これが効きます。
つづいては、客の後押しをする「不安解消テク」。「確かに、ジャケットで5万っていうと高いと思うけど、薄手だから、オールシーズン着れるし、ベーシックなデザインだから10年でも20年でも着れるよ〜」的なもの。よくよく考えれば、夏のくそ暑いときにジャケットなんて着ないし、20年間トレンドが持続するとも思えないんだけど・・・。高いからどうしようと迷っている時に先回りしてメリットを言われてしまうと、フムフム確かにそう言われればそうだと、妙に納得してしまうもの。そんでもって追い討ちをかけるように、「あ、ほら、このデニムにもぴったり〜〜」なんて、言ってくる。
最後の最後、伝家の宝刀が「焦らせテク」。「これ、超人気だから多分今日中に売り切れちゃうよ〜〜」。んなわきゃない。裏のストックルームにごっそり積んであるんだろが!!とは、思えないんですね、ここまで来ると。はい、お買い上げ。店員さんの勝利です。
他にも、「このニット、私も色違い持っててなんでも合わせやすいよ」なんてのもよく言われるね。そんなわけで最近は、放置プレイが主流の古着屋にばかり行ってる。