火星人の恋

私は常々、
「合コンは仮面をつけてすべきだ!」
と、思っている。


一度だけ、その思いを口にしたことがあったが、
気持ちわるがられたので、もう二度としない。


みんなが同じ仮面ライダーの仮面をかぶっていたら、
きっとちゃんと冷静に、性格とか相性をジャッジできる。

いかんせん、姿が見えるばっかりに、判断を誤る。

私は、ついついヒゲロンゲに惹かれてしまい、
毎度毎度、過ちを繰り返す。


もしかしたら、ヒゲロンゲの隣でかすんで見えた彼が、
私のソウルメイトかも知れんのにねぇ。



広末涼子主演のドラマ「リップスティック」に、
「火星人の恋」という回があった。

「もし21世紀に、人間が進化して、全員火星人みたいな顔になっちゃったら、
私はどうやって先生(広末がすきな人:三上博史)を見つけたらいいの?」

という、まるで禅問答のようなセリフ。

師曰く、「君の隣にいるのが、ボクだよ」


そうだそうだ!
愛し合っていた二人がいきなり火星人に変身しちゃう、その仮定はあまり理解できんが、
すごく、愛の真理をついている。というか、なんというか、
私が考えていた「仮面合コン」をはるかに凌ぐユニバーサルな視点。

み〜んな火星人になっちゃえばいいのにー!