「天使にラブソングを2」はPV

ベガスの三流ショウガールがシスターになっちゃって、
その上今度は音楽の先生として高校に乗り込む・・・なんていう
はちゃめちゃなプロットだが、
これを単なるハリウッドコメディーという一言で括ってしまうのはもったいない。

ローリンは若くてもやっぱりローリン。
聴かせる聴かせる。
っていうか君絶対16歳じゃないでしょ?
女子高生はそんな渋い声出せないでしょ?
なんてつっこみが虚しさを帯びてしまうほど圧倒的な歌唱力と存在感。

その後、fugeesの紅一点として、ソロファーストアルバム「The miseducation」、
「MTV unpluged」などなど「あ〜ブラックに生まれたかったよ」と思わせる
楽曲は数多いけど、胸ぐらかっつりつかまれる〜鳥肌立ちまくり度は低い。

きっと、ゴスペルは誤魔化しが効かなくて、本人の声のみが頼りだから
だろうな。

劇中、クラスメートと二人で唄う、「主は雀を見守り給う(一羽の雀に)」
が特によろしい。
ローリンは通常のゴスペルに相当R&Bテイストを加えてるはず。
フックとかファルセットとかね。
なにせ彼女は当時まだ16歳なので、その辺の均衡が崩れちゃって、
あれれっやりすぎでは?てな部分もあるのが、
ゴスペルっていう枠の中でしっかりドラマが
生み出せていて、
さすがだなぁと感じさせる一曲。